第十七巻 : 山吹の茂み飛び潜く鴬の
2002年3月3日(日)更新 |
原文: 夜麻扶枳能 之氣美登■(田+比較)久々 鴬能 許恵乎聞良牟 伎美波登母之毛 作者: 大伴家持(おおとものやかもち) よみ: 山吹(やまぶき)の、茂(しげ)み飛び潜(く)く、鴬(うぐひす)の、声(こゑ)を聞くらむ、君は羨(とも)しも |
意味: 山吹(やまぶき)の茂(しげ)みを飛びくぐる鴬(うぐひす)の声(こゑ)を聞いてらっしゃるでしょうあなたがうらやましいですよ。 大伴池主(おおとものいけぬし)からの歌にたいする返歌として詠んだ歌のひとつです。このとき、天平19年(747)3月3日、大伴家持(おおとものやかもち)は身体の調子が悪く、床に伏せっていたのでした。。 |