原文

朝名寸二 梶音所聞 三食津國 野嶋乃海子乃 船二四有良信

作者

山部赤人(やまべのあかひと)

よみ

朝なぎに、楫(かぢ)の音(おと)聞こゆ、御食(みけ)つ国、野島(のしま)の海人(あま)の、舟にしあるらし

撮影(2011.12.04) by きょう

意味

朝凪(あさなぎ)に舵(かじ)の音が聞こえます。御食(みけ)つ国の野島(のしま)の海人(あま)の舟なのでしょう。

補足

「御食(みけ)つ国」は、天皇の食事に用いられる食材を提供する国のことです。淡路島は、さまざまな魚を納めていたと思われます。

更新日: 2020年05月17日(日)