第六巻 : 須磨の海女の塩焼き衣の慣れなばか
2009年12月13日(日)更新 |
原文: 為間乃海人之 塩焼衣乃 奈礼名者香 一日母君乎 忘而将念 作者: 山部赤人(やまべのあかひと) よみ: 須磨(すま)の海女(あま)の、塩(しほ)焼(や)き衣(きぬ)の、慣(な)れなばか、一日(ひとひ)も君(きみ)を、忘(わす)れて思(おも)はむ |
意味: 須磨(すま)の海女(あま)の塩焼き衣を着慣れるように、あなたに慣れ親しんでしまったら、一日でもあなたのことを忘れることができるでしょうか。 「塩焼き衣」は、海水から塩を取るために、塩焼きをするときの作業着のことです。 |