第六巻 : やすみしし我が大君の食す国は

2009年10月11日(日)更新


原文: 八隅知之 吾大王乃 御食國者 日本毛此間毛 同登曽念

作者: 大伴旅人(おおとものたびと)

よみ: やすみしし、我が大君(おほきみ)の、食(を)す国は、大和もここも、同じとぞ思ふ

意味: わが大君(おおきみ:天皇のこと)が治めていらっしゃる国は、大和(やまと)もこの大宰府(ださいふ)も同じだと思いますよ。

撮影(2001.3.12) by きょう

石川足人(いしかわのたりと)が詠んだ歌、「さす竹の大宮人の家と住む佐保の山をば思ふやも君(奈良の都の大宮人が住んでいる佐保のやまが恋しくありませんか)」に大伴旅人(おおとものたびと)が答えて詠んだ歌です。


第六巻