第六巻 : 故郷の飛鳥はあれどあをによし
2010年01月03日(日)更新
>原文: 古郷之 飛鳥者雖有 青丹吉 平城之明日香乎 見樂思好裳
作者: 大伴坂上郎女(おおとものさかのうえのいらつめ)
よみ: 故郷(ふるさと)の、飛鳥(あすか)はあれど、あをによし、奈良の明日香(あすか)を、見らくしよしも
意味: 故郷(ふるさと)の飛鳥(あすか)にある元の元興寺も良いですが、奈良の新しい元興寺(がんこうじ)を見るのはとてもすてきですこと。
題詞に、大伴坂上郎女(おおとものさかのうえのいらつめ)が、平城京にある元興寺(がんこうじ)の故郷を詠んだ歌とあります。平城京遷都に伴って飛鳥にある飛鳥寺の別院として建てられたものが、元興寺(がんこうじ)です。
第六巻