原文
玉掃 苅来鎌麻呂 室乃樹 與棗本 可吉将掃為
作者
長意吉麻呂(ながのおきまろ)
よみ
玉掃(たまばはき) 刈(か)り来(こ)鎌麻呂(かままろ) むろの木と 棗(なつめ)が本(もと)と かき掃(は)かむため
意味
玉掃(たまばはき)を刈(か)って来なさいよ、鎌麻呂(かままろ)さん。むろの木と、棗(なつめ)の木の下を掃除(そうじ)するために。
・宴席で戯(たわむ)れに詠んだ歌です。
・写真は、玉掃(たまばはき)と詠まれている「高野箒(こうやぼうき)」です。
- rough meaning: Go cut some Tamahabaki(Pertya scandens, used as a broom), Mr.Kamamaro. To clean under the Muronoki(Needle Juniper) and Natsume(Jujube/Chinese date) trees. (This poem was improvised at a banquet, and it don't mean much.)