原文

玉掃 苅来鎌麻呂 室乃樹 與棗本 可吉将掃為

作者

長意吉麻呂(ながのおきまろ)

よみ

玉掃(たまばはき) 刈(か)り来(こ)鎌麻呂(かままろ) むろの木棗(なつめ)が本(もと)と かき掃(は)かむため

意味

こうやぼうき by 写真AC

玉掃(たまばはき)を刈(か)って来なさいよ、鎌麻呂(かままろ)さん。むろの木と、棗(なつめ)の木の下を掃除(そうじ)するために。

・宴席で戯(たわむ)れに詠んだ歌です。

・写真は、玉掃(たまばはき)と詠まれている「高野箒(こうやぼうき)」です。

- rough meaning: Go cut some Tamahabaki(Pertya scandens, used as a broom), Mr.Kamamaro. To clean under the Muronoki(Needle Juniper) and Natsume(Jujube/Chinese date) trees. (This poem was improvised at a banquet, and it don't mean much.)

補足

この歌の題詞には、「玉掃(たまばはき) 鎌(かま) 天木香(むろのき) 棗(なつめ)を詠む歌」とあります。

更新日: 2022年08月07日(日)