第十巻 : 朝霧にしののに濡れて呼子鳥
2010年02月07日(日)更新
原文: 朝霧尓 之努々尓所沾而 喚子鳥 三船山従 喧渡所見
作者: 不明
よみ: 朝霧(あさぎり)に、しののに濡れて、呼子鳥(よぶこどり)、三船の山ゆ、鳴き渡る見ゆ
意味: 朝霧(あさぎり)にすっかり濡れて、呼子鳥(よぶこどり)が三船の山を鳴き渡っています。
「三船の山」は吉野の象山(きさやま)の東にある山です。宮滝からは東南の方向に当たります。
第十巻