梅花 取持見者 吾屋前之 柳乃眉師 所念可聞
不明
梅(うめ)の花、取り持ち見れば、我が宿の、柳(やなぎ)の眉(まよ)し、思ほゆるかも
梅(うめ)の花を手にとってみれば、私の家の庭の柳(やなぎ)の眉のような葉のことを思い起こします。
柳の葉を女の人の眉にみたてて「柳の眉」と詠んでいますね。
この歌を含む8首(1846番歌~1853番歌)の題詞に「柳(やなぎ)を詠む」とあります。