原文
春去 先三枝 幸命在 後相 莫戀吾妹
作者
柿本朝臣人麻呂歌集より
よみ
春(はる)されば まづ三枝(さきくさ)の 幸(さき)くあらば 後(のち)にも逢はむ な恋ひそ我妹(わぎも)
意味
春(はる)になると咲く三枝(さきくさ)の花のように幸せならば、後で逢いましょう。そんなに恋を焦らずに、ね、君。
・「三枝(さきくさ)」で「幸(さき)く」を導いています。
・「な~そ」は「~しないで」という意味です。
- rough meaning: If I am as happy as the Sakikusa flowers that bloom in the spring, I can see you later. Don't be so impatient with love, you.