第十巻 : 春さればしだり柳のとををにも
2000年6月11日(日)更新
原文: 春去 為垂柳 十緒 妹心 乗在鴨
作者: 柿本人麻呂(かきのもとひとまろ)歌集より
よみ: 春されば、しだり柳の、とををにも、妹(いも)は心に、乗りにけるかも
意味: 春がやってくると、しだり柳がたおやかにしなるように、あの女(ひと)が私の心によりかかってきましたよ。
その女性のことをいつも想っているのですね。
第十巻