第十巻 : 梅の花咲きて散りなば我妹子を

2006年04月16日(日)更新


原文: 梅花 咲而落去者 吾妹乎 将来香不来香跡 吾待乃木曽

作者: 不明

よみ: 梅(うめ)の花、咲(さ)きて散(ち)りなば、我妹子(わぎもこ)を、来(こ)むか来(こ)じかと、我(わ)が松(まつ)の木ぞ

意味: 梅(うめ)の花が咲いたので見に来てくださるかと思ったけど、来てくださらないので、いつ来てくださるかと私が待(ま)っているその松(まつ)の木です。

この歌の題詞に「松に寄せる」とあります。

松(まつ)と待つを掛(か)けています。

松 撮影(2006.03) by きょう

第十巻