第十巻 : 藤波の散らまく惜しみ霍公鳥
2000年11月5日(日)更新
原文: 藤浪之 散巻惜 霍公鳥 今城岳■ 鳴而越奈利
作者: 不明
よみ: 藤波(ふじなみ)の、散らまく惜しみ、霍公鳥(ほととぎす)、今城(いまき)の岡を、鳴きて越ゆなり
意味: 藤(ふじ)の花が散るのが惜しくて、霍公鳥(ほととぎす)が今城(いまき)の岡を鳴き越えています。
「今城(いまき)の岡」は、奈良県吉野郡大淀町の今木ではないかといわれています。
第十巻