原文

宇能花乃 散巻惜 霍公鳥 野出山入 来鳴令動

作者

不明

よみ

卯(う)の花の、散らまく惜しみ、霍公鳥(ほととぎす)、野に出で、山に入り、来(き)鳴き響(とよ)もす

空木 撮影(2009.05) by きょう

意味

卯(う)の花の散ってしまうのが惜しくて、霍公鳥(ほととぎす)は野に出たり、山に入ったりして声を響かせ鳴いています。

補足

霍公鳥(ほととぎす)卯(う)の花の散ってしまうのを惜しんでいるかのように詠んだ歌ですね。

更新日: 2012年05月27日(日)