原文

鴈鳴之 寒鳴従 水茎之 岡乃葛葉者 色付尓来

作者

不明

よみ

雁(かり)がねの、寒く鳴きしゆ、水茎(みずくき)の、岡の葛葉(くずは)は、色づきにけり

葛 撮影(2012.09) by きょう

意味

雁(かり)が寒々と鳴いて、岡の葛葉(くずは)が色づきました。

「水茎(みずくき)の」は「岡」を導く枕詞(まくらことば)です。

補足

黄葉(もみち)を詠む」と題された歌の一つです。

更新日: 2015年08月30日(日)