原文

金山 舌日下 鳴鳥 音谷聞 何嘆

作者

柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)歌集より

よみ

秋山の、したひが下に、鳴く鳥の、声(こゑ)だに聞かば、何か嘆(なげ)かむ

紅葉 撮影 by きょう

意味

秋山黄葉の下で鳴く鳥のように、(あなたの)声だけでも聞くことができたら、こんなに嘆くこともないのに。

「したひ」は木々が色づくことをいいます。

補足

更新日: 2013年11月13日(日)