第十巻 : 小竹の葉にはだれふり覆ひ
2010年01月31日(日)更新
原文: 小竹葉尓 薄太礼零覆 消名羽鴨 将忘云者 益所念
作者: 不明
よみ: 小竹(ささ)の葉に、はだれふり覆(おほ)ひ、消(け)なばかも、忘れむといへば、益して思ほゆ
意味: 「小竹(ささ)の葉にうっすらと積もっている雪が消えてゆくように、私がいなくなれば、私のことなんか忘れてしまうのですよね。」などと言うので、いっそうかわいらしく思える。
第十巻