万葉集: 菜(な)を詠んだ歌

2007年04月01日(日)更新


菜(な)は、茎・葉・根が食べられる植物のことのようです。万葉集では、春菜、若菜、朝菜、青菜、浜菜などと出てきます。ちなみに、浜菜は、海苔などの海藻(かいそう)のことと考えられます。

大根の菜 撮影(2007.03) by きょう


0957: いざ子ども香椎の潟に白栲の袖さへ濡れて朝菜摘みてむ

2838: 川上に洗ふ若菜の流れ来て妹があたりの瀬にこそ寄らめ

3243: 娘子らが麻笥に垂れたる続麻なす長門の浦に.......(長歌)

3440: この川に朝菜洗ふ子汝れも我れもよちをぞ持てるいで子給りに

3825: 食薦敷き青菜煮て来む梁にむかばき懸けて休むこの君


さららの万葉集ミニ辞典: な~の