原文

皇者 神二四座者 天雲之 雷之上尓 廬為流鴨

作者

柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)

よみ

大君(おほきみ)は、神にしませば、天雲の、雷(いかづち)の上に、廬(いほ)りせるかも

意味

雷丘(いかづちのおか) 撮影(1999.12.26) by きょう

大君(おほきみ)は神でいらっしるので、雷(いかづち)の上に仮宮(かりみや)をお作りになっていらっしゃる。

・ここでの「大君(おほきみ)」は、天武天皇(てんむてんのう)持統天皇(じとうてんのう)・文武天皇いずれかと考えられます。実際には小さな丘である雷丘(いかづちのおか)のことを「天雲の、雷(いかづち)」と表現していると考えられますが、ずいぶんと大げさな言い方に聞こえますね。

- rough meaning: Since Emeror is God, so he(she) build and stay at the temporary palace on top of the Ikazuchi(Ikazuhi-hill).

補足

- この歌の注として、次の事が書かれています。

・或本(あるほん)には、「忍壁皇子(おさかべのみこ)に奉った」とあり、その歌には次のように書かれています。

  • 原文: 王 神座者 雲隠伊加土山尓 宮敷座
  • 読み: 大君は神にしませば、雲隠(くもがく)る雷山(いかづちやま)に、宮(みや)敷(し)きいます
  • 意味: 大君(おほきみ)は神でいらっしゃるので、雲がかかる雷山(いかづちやま)に宮を建てていらっしゃいます

更新日: 2020年05月31日(日)