第三巻 : いつの間も神さびけるか香具山の
2009年12月13日(日)更新
原文: 何時間毛 神左備祁留鹿 香山之 鉾椙之本尓 薜生左右二
作者: 鴨足人(かものきみたるひと)
よみ: いつの間も、神さびけるか、香具山の、桙(ほこ)杉の本(もと)に、苔生(む)すまでに
意味: いつのまに時が過ぎ、神々しくなったのか。香具山の桙(ほこ)のようにまっすぐに伸びている杉の本に、苔が生えるまでに。
平城京に遷都された後に、昔を偲(しの)んで詠んだ歌ではないかと考えられています。
第三巻