第三巻 : 浅茅原つばらつばらにもの思へば

平成10年12月13日(日)更新


原文: 淺茅原 曲曲二 物念者 故郷之 所念可聞

作者:大伴旅人(おおとものたびと)

よみ: 浅茅原(あさつばら)、つばらつばらに、もの思(も)へば、古(ふ)りにし里し、思ほゆるかも

意味: しみじみと、物思いにふけっていると、古里のことが思い出されてきます。

浅茅原(あさつばら)」は、「つばらつばら(しみじみと)」を導く枕詞として使われています。

もしかしたら、古里の明日香の浅茅原(あさつばら)のことも思い出しているのかもしれませんね。


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