第三巻 : あきづ羽の袖振る妹を玉櫛笥
2005年07月03日(日)更新 |
原文: 秋津羽之 袖振妹乎 珠匣 奥尓念乎 見賜吾君 作者:湯原王(ゆはらのおおきみ) よみ: あきづ羽(は)の、袖(そで)振(ふ)る妹(いも)を、玉櫛笥(たまくしげ)、奥に思ふを、見たまへ我(わ)が君 |
意味: トンボの羽のように透き通った衣の袖を振って踊りを舞っている人のことを、私は心の底から慕っています。さあ、皆さん、見てやってくださいな。 宴会の時に詠んだ歌です。女の人の舞を見ながら、お酒を飲んで楽しんだのでしょうか。 |