第三巻 : 妹としてふたり作りし我が山斎は

平成11年2月14日(日)更新


原文: 与妹為而 二作之 吾山齊者 木高繁 成家留鴨

作者:大伴旅人(おおとものたびと)

よみ: 妹として、ふたり作りし、我が山斎(しま)は、木高く茂く、なりにけるかも

意味: 君と一緒に作った家の庭園は、小高くなって茂ってしまったでしょうか。

天平2年(730)の冬に、大伴旅人(おおとものたびと)が太宰府(だざいふ)から奈良に戻った時の歌です。「君」とは、3年ほど前に亡くなった旅人(たびと)の奥さんのことです。


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