2002年3月31日(日)更新
漢詩文では、山間のひっそりとした住処(すみか)をいいます。万葉集では、池や小山のある庭園のことを言っているようです。第20巻には「山斎(しま)を眺めて詠んだ歌3首」があります。
なお、第2巻の草壁皇子が亡くなったのを哀しんで詠んだ一連の歌に登場する「嶋の宮」の「嶋(しま)」も同じ庭園を意味しているようですが、今回ここでは省略させていただきます。
0452: 妹としてふたり作りし我が山斎は木高く茂くなりにけるかも
0867: 君が行き日長くなりぬ奈良道なる山斎の木立も神さびにけり
1012: 春さればををりにををり鴬の鳴く我が山斎ぞやまず通はせ
4511: 鴛鴦の住む君がこの山斎今日見れば馬酔木の花も咲きにけるかも
4512: 池水に影さへ見えて咲きにほふ馬酔木の花を袖に扱入れな
4513: 礒影の見ゆる池水照るまでに咲ける馬酔木の散らまく惜しも
いろいろな言葉