足桧木乃 山菅根之 懃 不止念者 於妹将相可聞
不明
あしひきの、山菅(やますが)の根の、ねもころに、やまず思はば、妹(いも)に逢はむかも
山の山菅(やますげ)の根が深く根付くように、心から恋しく思っていれば、あの娘に逢えるでしょうか。
「あしひきの」は山を導く枕詞です。
「ねもころに」は心の底から思うことを言います。