空蝉之 人目繁者 夜干玉之 夜夢乎 次而所見欲
不明
うつせみの、人目(ひとめ)繁(しげ)くは、ぬばたまの、夜の夢(いめ)にを、継ぎて見えこそ
世間の人目が多いのなら、毎夜の夢(ゆめ)に見えてくださいな。
「うつせみの」は、人などを導びき、「ぬばたまの」は、夜などを導く枕詞(まくらことば)です。