第二十巻 : 山吹は撫でつつ生ほさむありつつも

2002年12月22日(日)更新


原文: 夜麻夫伎波 奈■(泥+土)都々於保佐牟 安里都々母 伎美伎麻之都々 可射之多里家利

作者: 置始長谷(おきそめのはつせ)

よみ: 山吹(やまぶき)は、撫(な)でつつ生(お)ほさむ、ありつつも、君(きみ)来(き)ましつつ、かざしたりけり

意味: 山吹(やまぶき)は、大切に育てましょう。いつもずっと、あなた様がおいでになって、髪に飾られてます。

天平勝宝6年(754年)3月19日に大伴家持(おおとものやかもち)が所有していた庄(たどころ)の門(場所は不明です)というところで詠まれた歌です。「君(きみ)」とは、大伴家持(おおとものやかもち)のことですね。

撮影(1999) by きょう

第二十巻