原文

知々波々母 波奈尓母我毛夜 久佐麻久良 多妣波由久等母 佐々己弖由加牟

作者

丈部黒當(はせつかべのくろまさ)

よみ

撮影(2011.09) by きょう

父母(ちちはは)も、にもがもや、草枕(くさまくら)、旅は行くとも、捧(ささ)ごて行かむ

意味

父母(ちちはは)だったらよいのに。旅を行くとしても、手に持ってゆけるのに。

補足

この歌を含む4321~4394番歌の題詞には、「天平勝寳七歳(西暦755年)乙未(いっぴ)二月、相替(あいかわ)りて筑紫(ちくし)に遣(つか)わされる諸國(しょこく)の防人(さきもり)等の歌」、とあります。

この歌の左注には、「右の一首、佐野郡(さやのこほり:現在の静岡県掛川市のあたり)の丈部黒當」とあります。

更新日: 2016年05月15日(日)