第二十巻 : ふふめりし花の初めに来し我れや
2008年04月06日(日)更新 |
原文: 布敷賣里之 波奈乃波自米尓 許之和礼夜 知里奈牟能知尓 美夜古敝由可無 作者: 大伴家持(おおとものやかもち) よみ: ふふめりし、花(はな)の初めに、来し我れや、散りなむ後に、都(みやこ)へ行かむ |
意味: つぼみの花(はな)の初めに、ここに来た私は、花が散った後に都(みやこ)に戻るのでしょうか。 天平勝宝7年(西暦755年)3月3日に、防人を検閲した勅使(ちょくし)と兵部(ひょうぶ)の役人たちが集まって宴会をしたときに詠んだ三首の歌のひとつです。 |