第二十巻 : 八千種の花は移ろふ常盤なる
2002年1月13日(日)更新 |
原文: 夜知久佐能 波奈波宇都呂布 等伎波奈流 麻都能左要太乎 和礼波牟須婆奈 作者: 大伴家持(おおとものやかもち) よみ: 八千種(やちくさ)の、花は移ろふ、常盤(ときは)なる、松(まつ)のさ枝を、我れは結ばな |
意味: もろもろの花は色あせてしまいます。いつまでも色あせない松(まつ)の枝を私たちは結びましょう。 松(まつ)の枝を結ぶことで、幸せを祈る風習があったようです。 天平宝字2年(758)2月に中臣清麻呂(なかとみのきよまろ)の邸宅で行われた宴席での歌です。 |