在管裳 君乎者将待 打靡 吾黒髪尓 霜乃置萬代日文
磐姫皇后(いわのひめのおおきさき)
ありつつも、君をば待たむ、うち靡(なび)く、我(わ)が黒髪に、霜(しも)の置くまでに
このまま、あなた様をお待ちしましょう。揺れる私の黒髪に霜(しも)が置くまで。
「黒髪に白髪が混じるまで、いつまでもお待ちします。」という意味も込められているのかもしれませんね。
この歌の題詞には、磐姫皇后(いわのひめのおおきさき)が仁徳天皇(にんとくてんのう)を思って詠んだ歌とあります。