第二巻 : 秋の田の穂向きの寄れる片寄りに

平成10年11月8日(木)更新


原文: 秋田之 穂向乃所縁 異所縁 君尓因奈名 事痛有登母

作者: 但馬皇女(たじまのひめみこ)

よみ: 秋の田の、穂向きの寄れる、片寄りに、君に寄りなな、言痛(こちた)くありとも

意味: 秋の田の稲穂が片方に傾くように、あなたに寄り添っていたい。たとえ人がなんと噂しようとも。

この歌は、但馬皇女(たじまのひめみこ)が穂積皇子(ほずみのみこ)への恋心を詠んだものです。詳しくは、但馬皇女(たじまのひめみこ)と穂積皇子(ほずみのみこ)をご覧ください。


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