第二巻 : 我が聞きし耳によく似る葦の

平成10年6月21日(日)更新


原文: 吾聞之 耳尓好似 葦若末乃 足痛吾勢 勤多扶倍思

作者:石川女郎(いしかわのいらつめ)

よみ: 我が聞きし、耳によく似る、葦(あし)の末(うれ)の、足ひく我が背(せ)、つとめ給(た)ぶべし

意味: 話に聞いた通りに、葦(あし)の先のように弱々しい足を引きづっているあなた、早く直してくださいね。

石川女郎(いしかわのいらつめ)が、歌を贈って伴田主(おおとものたぬし)の足の病気を見舞ったとのことです。


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