原文

小竹之葉者 三山毛清尓 乱友 吾者妹思 別来礼婆

作者

柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)

よみ

小竹(ささ)の葉は み山もさやにさやげども われは妹(いも)思ふ 別れ来ぬれば

- Sasa no ha wa Miyama mo Saya ni Sayage domo Ware wa Imo omofu Wakare kinure ba.

意味

笹 by 写真AC

笹(ささ)の葉が風にそよいでざわざわと鳴っていても、私は妻のことを思ってやみません、別れて来てしまったので。

柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)が石見(現在の島根県の西部)から、奥様と別れて都に行くときに詠んだ歌です。

- rough meaning: Even though the Sasa leaves rustle in the wind, I can't stop thinking about my wife I has left behind.

補足

この歌を含む0131番歌の題詞には、「柿本朝臣人麻呂(かきのもとのあそんひとまろ)石見國(いわみのくに)従(よ)り妻を別れて上り来る時歌二首[并(あわ)せて短歌]」とあります。

更新日: 2022年09月25日(日)