第二巻 : 哭沢の神社に三輪据ゑ祈れども

2009年12月06日(日)更新


原文: 哭澤之 神社尓三輪須恵 雖祷祈 我王者 高日所知奴

作者: 桧隈女王(ひのくまのおおきみ)

よみ: 哭沢(なきさは)の、神社(もり)に三輪(みわ)据(す)ゑ、祈れども、我が大君は、高日(たかひ)知らしぬ

意味: 哭沢(なきさは)の神社(もり)の神様に、お酒をお供えしてお祈りしたのに、我が大君は亡くなられてしまいました。

この歌は、高市皇子(たけちのみこ)が48歳で病気のためなくなられたときに詠んだ歌です。「三輪(みわ)」はお酒のことです。

撮影(1999.12.26) by きょう

第二巻