第二巻 : 黄葉の散りゆくなへに玉梓の

平成11年5月2日(日)更新


原文: 黄葉之 落去奈倍尓 玉梓之 使乎見者 相日所念

作者: 柿本人麻呂(かきのもとひとまろ)

よみ: 黄葉(もみちば)の、散りゆくなへに、玉梓(たまづさ)の、使(つかひ)を見れば、逢ひし日思ほゆ

意味: 秋山の黄葉(もみぢ)が散ってゆくとともに、使いの人がやってくるのを見ると、妻に逢ったあの時のことが思い出される。。。。。

柿本人麻呂(かきのもとひとまろ)が奥さんを亡くして悲しんで詠んだ歌です。奥様に逢った日にも、使いの人がやってきたんですね。


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