第二巻 : 高円の野辺の秋萩な散りそね

平成9年9月13日(日)更新


原文: 高圓之 野邊乃秋芽子 勿散祢 君之形見尓 見管思奴播武

作者: 不明

よみ: 高円(たかまと)の、野辺(のへ)の秋萩(あきはぎ)、な散りそね、君が形見に、見つつ偲はむ

意味: 高円(たかまと)の野に咲いている秋萩よ、散らないでくれ。皇子さまの形見として偲びたいから。。。。。

背景: 霊亀(れいき)元年(715)に志貴皇子が亡くなったのを悲しんで詠んだ歌の一つです。この歌の前に、長歌(m0230)かあります。


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