鶉(うずら) Uzura(Japanese quail)
鶉(うずら)はキジ科ウズラ属の鳥で、キジ科の中では最も小さい鳥(20センチ程度)です。平地や山地などの草地に生息し、昆虫・草の種などを食べるそうです。「古事記」の歌にも詠まれていますから、日本でも古くから親しまれていたようですね。
現在、私たちが食べている鶉の卵は、養鶉場(ようじゅんじょう)から出荷されたものです。
- Uzura(Japanese quail) is a quail bird of the pheasant family, and is the smallest bird (about 20 cm) in the pheasant family. It lives in grasslands such as flatlands and mountains, and eats insects and grass seeds. It's written in the poem in "Kojiki(Japan's oldest historical record)", so it seems that it was popular in ancient Japan.
- The eggs of them that we eat today are shipped from Yojunjou(feeding ground of Japanese quail).
鶉(うずら)を詠んだ歌
「鶉鳴く古り(し)」などと「うら寂しさ」を詠んだ歌が目立ちます。
0199: かけまくもゆゆしきかも言はまくもあやに畏き.......(長歌)
0239: やすみしし我が大君高照らす我が日の御子の馬並めて.......(長歌)
0478: かけまくもあやに畏し我が大君皇子の命のもののふの.......(長歌)
0775: 鶉鳴く古りにし里ゆ思へども何ぞも妹に逢ふよしもなき
1558: 鶉鳴く古りにし里の秋萩を思ふ人どち相見つるかも
2799: 人言を繁みと君を鶉鳴く人の古家に語らひて遣りつ
3887: 天にあるやささらの小野に茅草刈り草刈りばかに鶉を立つも
3920: 鶉鳴く古しと人は思へれど花橘のにほふこの宿