第十八巻 : 卯の花のともにし鳴けば霍公鳥

2006年05月07日(日)更新


原文: 宇能花能 登聞尓之奈氣婆 保等登藝須 伊夜米豆良之毛 名能里奈久奈倍

作者: 大伴家持(おおとものやかもち)

よみ: 卯(う)の花の、ともにし鳴(な)けば、霍公鳥(ほととぎす)、いやめづらしも、名(な)告(の)り鳴(な)くなへ

意味: 卯(う)の花が咲くと同時に鳴く霍公鳥(ほととぎす)は面白いものですね。自分の名前を告げながら鳴くというだけでなく。

天平感宝1年(西暦749年)5月10日に詠んだ歌とあります。

空木(うつぎ) 撮影(2006.05) by きょう

第十八巻