第十八巻 : あしひきの山の木末のほよ取りて

2004年12月12日(日)更新


原文: 安之比奇能 夜麻能許奴礼能 保与等理天 可射之都良久波 知等世保久等曽

作者: 大伴家持(おおとものやかもち)

よみ: あしひきの、山の木末(こぬれ)の、ほよ取(と)りて、かざしつらくは、千年(ちとせ)寿(ほ)くとぞ

意味: 山の木の梢(こずえ)に生えているほよを取って、髪(かみ)飾(かざ)りにしたのは、千年も続く長寿(ちょうじゅ)を祈ってのことです。

天平勝宝(てんぴょうしょうほう)2年(750)、正月2日に行われた宴(うたげ)の席で詠んだ歌です。

撮影(2004.11) by きょう

第十八巻