原文: 可既麻久波 阿夜尓可斯故斯 多良志比■(口+羊) 可尾能弥許等 可良久尓遠 武氣多比良宜弖 弥許々呂遠 斯豆迷多麻布等 伊刀良斯弖 伊波比多麻比斯 麻多麻奈須 布多都能伊斯乎 世人尓 斯n斯多麻比弖 余呂豆余尓 伊比都具可祢等 和多能曽許 意枳都布可延乃 宇奈可美乃 故布乃波良尓 美弖豆可良 意可志多麻比弖 可武奈何良 可武佐備伊麻須 久志美多麻 伊麻能遠都豆尓 多布刀伎呂可■(人偏+舞)
作者: 山上憶良(やまのうえのおくら)
よみ: かけまくは、あやに畏(かしこし)し、足日女(たらしひめ)、神の命(みこと)、韓国(からくに)を、向け平らげて、御心(みこころ)を 鎮めたまふと、い取らして、斎(いは)ひたまひし、真玉(またま)なす、二つの石を、世の人に、示したまひて、万代(よろづよ)に、言ひ継ぐかねと、海(わた)の底、沖つ深江(ふかえ)の、海上(うなかみ)の、子負(こふ)の原に、御手(みた)づから、置かしたまひて、神ながら、神さびいます、奇(く)し御魂(みたま)、今のをつづに、貴(たふと)きろかむ
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