第五巻 : 梅の花今咲けるごと散り過ぎず

2000年2月6日(日)更新


原文: 烏梅能波奈 伊麻佐家留期等 知利須義受 和我覇能曽能尓 阿利己世奴加毛

作者: 小野老(おののおゆ)

よみ: 梅の花、今咲けるごと、散り過ぎず、我が家(へ)の園に、ありこせぬかも

意味: の花が今咲いているように散らないで、私の家の庭に咲いていて欲しいなぁ。

天平2年(730)正月13日に、大宰府の長官である大伴旅人(おおとものたびと)の邸宅で宴会をした時に、参加者がそれぞれ詠んだ梅の花の歌32首の一つです。

具満タン7より

第五巻