万葉集: 蓼(たで)を詠んだ歌

2001年10月21日(日)更新


蓼(たで)という呼び名は、タデ科の植物の総称です。柳蓼(やなぎたで)、大毛蓼(おおけたで)、犬蓼(いぬたで)など種類が豊富です。「蓼(たで)食う虫も好き好き」という言葉がありますが、これは、蓼の葉が辛いので言われているようです。

万葉集には三首に登場します。写真は、大毛蓼(おおけたで)です。

撮影(1999) by きょう


2759: 我が宿の穂蓼古幹摘み生し実になるまでに君をし待たむ

3230: みてぐらを奈良より出でて水蓼穂積に至り.......(長歌)

3842: 童ども草はな刈りそ八穂蓼を穂積の朝臣が腋草を刈れ