原文

暮去者 物念益 見之人乃 言問為形 面景尓而

作者

笠女郎(かさのいらつめ)

よみ

夕(ゆふ)されば、物思(ものも)ひまさる、見し人の、言(こと)とふ姿、面影(おもかげ)にして

意味

夕方 撮影 by きょう

夕方になると物思いがさらに募ります。お逢いした方が話しかけてくださるご様子が、面影に浮かんで。

補足

この歌を含む0587番歌の題詞には「笠女郎(かさのいらつめ)大伴宿祢家持(おおとものすくねやかもち)に贈る歌、廿四(二十四)首」とあります。

更新日: 2017年02月05日(日)