第四巻 : うら若み花咲きかたき梅を植ゑて

2005年05月08日(日)更新


原文: 浦若見 花咲難寸 梅乎殖而 人之事重三 念曽吾為類

作者: 大伴家持(おおとものやかもち)

よみ: うら若(わか)み、花(はな)咲(さ)きかたき、梅(うめ)を植(う)ゑて、人の言(こと)繁(しげ)み、思(おも)ひぞ我(わ)がする

意味: 若くて、花が咲きつくかどうか分からない梅(うめ)を植えてますけど、人の噂(うわさ)がうるさいので、どうしたものかと困っています。

藤原久須麻呂(ふじわらのくすまろ)に贈った歌です。藤原久須麻呂(ふじわらのくすまろ)から大伴家持(おおとものやかもち)の娘さんを、藤原久須麻呂(ふじわらのくすまろ)の息子さんの嫁に欲しいと言われて、困っていたようです。

撮影(2005.2) by きょう

第四巻