能古島(のこしま)
現在の博多湾の中央部に浮かぶ島で東西約2km、南北約3.5km、周囲がおよそ12kmの小さな島です。島の北には、16巻の3866番歌「沖つ鳥鴨とふ船の帰り来ば也良の防人早く告げこそ」に詠まれた也良崎があり、万葉歌碑がたっています。
能古島(のこしま)を詠んだ歌
15巻の遣新羅使(けんしらぎし)が韓亭(からとまり)で詠んだ歌に能古島(のこしま)が詠まれています。
3670: 韓亭能許の浦波立たぬ日はあれども家に恋ひぬ日はなし
3673: 風吹けば沖つ白波畏みと能許の亭にあまた夜ぞ寝る