逢坂山(おうさかやま)
逢坂山(おうさかやま)は、現在の京都市南東部~滋賀県大津市西部にまたがる山とされています。標高は325mあります。
山の南側は、昔の山城国(やましろのくに:現在の京都府南部)と近江国(おうみのくに:現在の滋賀県)の国境にあたり、逢坂関(おうさかのせき)が設けられていました。
写真は、京阪電鉄大谷駅近くの国道1号沿いに建てられている「逢坂山関跡の記念碑」です 。
逢坂山(おうさかやま)を詠んだ歌
万葉集の歌(題詞を含む)には、相坂山、もしくは安布左可山と書かれています。
1017: 木綿畳手向けの山を今日越えていづれの野辺に廬りせむ我れ
2283: 我妹子に逢坂山のはだすすき穂には咲き出ず恋ひわたるかも
3236: そらみつ大和の国あをによし奈良山越えて.......(長歌)
3237: あをによし奈良山過ぎてもののふの宇治川渡り.......(長歌)
3238: 逢坂をうち出でて見れば近江の海白木綿花に波立ちわたる
3240: 大君の命畏み見れど飽かぬ奈良山越えて.......(長歌)