第九巻 : 朝霧に濡れにし衣干さずして

平成11年4月4日(日更新


原文: 朝霧尓 沾尓之衣 不干而 一哉君之 山道将越

作者: 不明

よみ: 朝霧に、濡れにし衣、干さずして、ひとりか君が、山道(やまぢ)越ゆらむ

意味: 朝霧に濡れた着物を乾かすことなく、一人であなたは、山道を越えているのでしょうか。

斉明天皇(さいめいてんのう)が紀伊の国に行幸したときの歌と言われています。


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