2007年04月29日(日)更新 |
原文: 霍公鳥 鳴羽觸尓毛 落尓家利 盛過良志 藤奈美能花 [一云 落奴倍美 袖尓古伎納都 藤浪乃花也] 作者: 大伴家持(おおとものやかもち) よみ: 霍公鳥(ほととぎす)、鳴く羽触(はぶ)れにも、散りにけり、盛(さか)り過(す)ぐらし、藤波(ふじなみ)の花 [一云 散りぬべみ袖(そで)に扱入(こき)れつ藤波(ふじなみ)の花] |
霍公鳥(ほととぎす)が羽を震わせて鳴くだけなのに、散ってしまいました。花の盛りは過ぎてしまったようですね、藤の花は。[ また、 いまにも散りそうなので、袖の中に藤の花をいれました。 とも ] 天平勝宝2年(西暦750年)4月9日に詠まれた歌です。 |