原文 Original Text

此雪之 消遺時尓 去来歸奈 山橘之 實光毛将見

作者 Author

大伴家持(おおとものやかもち) Otomo-no-Yakamochi

よみ Reading

この雪(ゆき)の 消(け)残る時に いざ行かな 山橘(やまたちばな)の 実の照るも見む

- Kono yuki no Kenokoru toki ni Iza yukana Yamatachibana no Mi no tetu mo mimu.

意味 Meaning

山橘(やまたちばな)の実 撮影(2007.12) by きょう

この雪(ゆき)が消えてしまわないうちに、さあっ、行きましょう。山橘(やまたちばな)の実が照っているのを見ましょう。

・天平勝宝2年(西暦750年)12月の雪の日に詠まれた歌です。

- rough meaning: Now, let's go before this snow disappears. Let's watch the fruit of the mountain Yamatachibana shine.

補足 Note

この歌の題詞に、「雪(ゆき)の日に作る歌一首」とあります。

更新日: 2023年09月19日(月)