原文 Original Text
此雪之 消遺時尓 去来歸奈 山橘之 實光毛将見
作者 Author
大伴家持(おおとものやかもち) Otomo-no-Yakamochi
よみ Reading
この雪(ゆき)の 消(け)残る時に いざ行かな 山橘(やまたちばな)の 実の照るも見む
- Kono yuki no Kenokoru toki ni Iza yukana Yamatachibana no Mi no tetu mo mimu.
意味 Meaning
この雪(ゆき)が消えてしまわないうちに、さあっ、行きましょう。山橘(やまたちばな)の実が照っているのを見ましょう。
・天平勝宝2年(西暦750年)12月の雪の日に詠まれた歌です。
- rough meaning: Now, let's go before this snow disappears. Let's watch the fruit of the mountain Yamatachibana shine.
補足 Note
この歌の題詞に、「雪(ゆき)の日に作る歌一首」とあります。