原文

原文: 莫囂圓隣之大相七兄爪謁氣 吾瀬子之 射立為兼 五可新何本

作者

額田王(ぬかたのおおきみ)

よみ

莫囂圓隣之大相七兄爪謁氣、わが背子(せこ)が、い立たたせりけむ、いつ樫(かし)がもと

・読みがはっきりとしていません。特に前半の読みについては色々な説が出されていて、いまだに決着がついていません。後半のよみは、「わが背子(せこ)がい立たたせりけむ、いつ樫(かし)がもと」で大体安定しているようです。

意味

樫の木 by 写真AC

莫囂圓隣之大相七兄爪謁氣、あなたさまがお立ちになったといわれる、神聖な橿(かし)の木の下。

・この歌の解釈は定まったものが無い様です。ですから、ここでは、このまま(意味は不明)にしておかせてくださいね。

補足

・この歌の題詞には「紀伊(き)の温泉(ゆ)に幸(いでま)す時に、額田王(ぬかたのおおきみ)が作る歌」とあります。なお、この時の天皇は、斉明天皇(さいめいてんのう)です。

更新日: 2019年05月13日(月)